月刊薬事 2024年4月号(Vol.66 No.5)

【特集】最適な治療・管理がわかる 水・電解質・酸塩基平衡異常

¥2,365

●特集 最適な治療・管理がわかる 水・電解質・酸塩基平衡異常

企画:杉本 俊郎(滋賀医科大学総合内科学講座 教授)

体液・電解質の異常は、疾患によるものだけでなく、治療によっても引き起こされることが知られています。そのため、日々慎重にモニタリングし、異常を察知したら早急に対策を講じる必要があります。薬剤師もそのなかで、生理学的知識や各種検査所見、薬剤による影響など、多角的な視点をもちながら安全な薬物治療を支援することが求められます。
本特集では、輸液や薬剤による水・電解質異常のメカニズムとその注意点を押さえたのち、臨床でよくあるシチュエーションへのアプローチ、異常を引き起こしやすい疾患の安全な治療管理について紹介します。疾患・治療による生理学的な変化をとらえつつ、安全な治療を提案できることを目指しましょう。
発行日
2024年4月
判型
A4変型判
ページ数
180頁
商品コード
93622
次号予告

特集 基本とコツを押さえた イマドキの緩和ケア

 

◆企画:金子 健(慶應義塾大学病院薬剤部/緩和ケアセンター)

 

■総論

 ●緩和ケアと薬物治療

■Up to Date! がん疼痛治療薬の使い方の基本とコツ

 ●オピオイド鎮痛薬の特徴

 ●オピオイド鎮痛薬を使いこなす

 ●非オピオイド鎮痛薬の特徴,使い方

 ●鎮痛補助薬の特徴,使い方

■がん患者の症状緩和の基本とコツ

 ●悪心・嘔吐

 ●便秘

 ●食欲不振,悪液質

 ●倦怠感

 ●腹部膨満感,腹水,消化管閉塞

 ●不眠

 ●せん妄

 ●咳嗽/呼吸困難,気道分泌過多(死前喘鳴)

■ここが知りたい! 緩和ケアQ&A

 ●注意が必要な患者(肝機能障害時、腎機能障害時)へのオピオイド鎮痛薬の投与はどう考える?

 ●骨転移痛患者への対応はどうする?

 ●がんサバイバーの痛みに対するオピオイド鎮痛薬の注意点は?

 ●緩和ケアでよく使う漢方薬は?

 ●難治性の痛みへの治療の選択は?

 ●輸液管理はどうする?

■非がんの緩和ケアの基本とコツ

 ●末期心不全への緩和ケアの基本

 ●小児の緩和ケアの基本