月刊薬事 2024年3月号(Vol.66 No.4)

【特集】病棟・外来でよくみる気になる 神経診療Up to Date

¥2,365

●特集 病棟・外来でよくみる気になる 神経診療Up to Date

企画: 永田 栄一郎(東海大学医学部内科学系脳神経内科)

神経症状の訴えを聞いたとき、薬剤性か別の原因か、評価に迷ったことはありませんか? 病棟・外来での服薬指導や、効果・副作用の確認を行うときなど、患者から神経症状を聴取する機会はしばしば訪れます。その際、症状の原因を正しく評価し、医師への提案にしっかりつなげることが大切です。本特集では、痛みやしびれなどcommonな神経症状へのアプローチを専門医の目線で解説。さらに、新薬を含めた最新の薬物療法をQ&A形式で紹介しています。気になる疑問が解消されること間違いなしの内容です。

発行日
2024年3月
判型
A4変型判
ページ数
152頁
商品コード
93621
目次

●特集 病棟・外来でよくみる気になる 神経診療Up to Date

 

■特集にあたって

 永田栄一郎

■よくみる気になる神経症状・疾患へのアプローチ

 ●頭痛(三叉神経痛を含む),めまい

  石井亮太郎

 ●疼痛,感覚障害

  濱野 忠則

 ●意識障害,失神,けいれん

  髙橋 牧郎

 ●認知機能低下,高次脳機能障害

  伊東 大介

 ●嚥下障害,構音障害,運動麻痺,運動失調

  野川 茂

 ●視力障害,視野異常,複視

  石垣 あや,中島 一郎

 ●歩行障害,筋力低下,不随意運動

  杉江 和馬

 ●睡眠障害

  鈴木 圭輔

 ●てんかん――Q1 抗てんかん発作薬の血中濃度を診療にどう役立てる?/Q2 新規抗てんかん発作薬の位置づけ・使い方は?

  川口 典彦,寺田 清人

 ●パーキンソン病――Q1 パーキンソン病の症状に応じた薬剤調整の考え方は?/Q2 新規抗パーキンソン病薬の位置づけ,使い方は?

  水間 敦士

 ●認知症――Q1 疾患による認知症状の違いは?/Q2 新規認知症治療薬の位置づけ,使い方は?

  中野 博人,小野賢二郎

 ●脳梗塞――Q1 脳梗塞の二次予防のための薬の使い方は?/Q2 脳梗塞急性期の治療法は?

  安部 貴人

 ●重症筋無力症――Q1 重症筋無力症の免疫療法の考え方は?/Q2 新規重症筋無力症治療薬の位置づけと使い方は?

  鈴木 重明

 ●多発性硬化症(MS),視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)――Q1 多発性硬化症(MS),視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の免疫療法の考え方は?/Q2 多発性硬化症(MS),視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)に対する新規治療薬の位置づけ,使い方は?

  河内 泉

 ●筋萎縮性側索硬化症(ALS),脊髄性筋萎縮症(SMA)――Q1 最新のエビデンスを踏まえた治療法は?/Q2 地域連携を含めた包括医療とは?

  和泉 唯信

 

連載

●Clipboard[9]

 がん領域

 鷲巣 晋作,坪井 伸也,葉山 達也

●総合診療医が教える。外来薬物療法ケースカンファレンス[25]

 グレープフルーツと相互作用のある薬剤はどれか?

 石井 義洋

●振り返れば国試[9]

 外来がん薬物療法の薬学管理,患者指導のポイントは?

 下村 直樹

●つながる検査と薬[9]

 化学療法施行後に腫瘍崩壊症候群を発症した造血器腫瘍患者

 稲垣 貴士

●領域別薬剤師ケースカンファレンス from KYOTO[5]

 周術期の栄養管理──術後合併症発生時の栄養療法

 加藤 良隆

●添付文書からRMP,審査報告書まで 新薬ななめ読み[41]

 コルスバ®️静注透析用シリンジ17.5μg・25.0μg・35.0μg(ジフェリケファリン酢酸塩)

 佐藤 弘康

●あなたはどう考える? パズルで紐解く病態別栄養療法[8]

 胃がん術後の症例に適切に対応するために必要なピースはどれ?

 吉田 貞夫

●ジャーナルクラブの広場

 鈴木慎一郎/鈴木 大介/桑原 秀徳/宮津 大輔/Merna Seleman, Lisa Holle,鈴木 真也/竹内 祐介/木村 友絵,木村 利美

 

その他

●今月の読者プレゼント

●News Lab.

●学会&研修会カレンダー

●次号予告・編集部より

次号予告

特集 多角的な視点でみる 水・電解質・酸塩基平衡異常

 

◆企画:杉本 俊郎(滋賀医科大学総合内科学講座 教授)

 

■総論――体液異常をより早期に察知する

 ●体液異常をより早期に察知するには

 ●体液異常の病態を理解するための検査所見(血液,尿)の読み方

■注意しておきたい薬剤による電解質異常

 ●薬剤性の電解質異常

■至適な体液管理のための輸液療法の注意点

 ●輸液の目的と選択の考え方は?

 ●輸液療法の問題点

■代表的な電解質異常へのアプローチ

 ●ナトリウム代謝異常

 ●水代謝異常

 ●カリウム代謝異常

 ●カルシウム代謝異常

 ●マグネシウム代謝異常

 ●酸塩基平衡異常

■水・電解質・酸塩基平衡異常を引き起こす疾患・病態の管理

 ●Q1:心不全患者における低ナトリウム血症の病態・その臨床での捉え方について教えてください。

 ●Q2:腹水を有する肝不全症例における体液・電解質異常の問題点について教えてください。

 ●Q3:慢性腎臓病症例に多い電解質異常・酸塩基平衡異常への対応のポイントを教えてください。

 ●Q4:がん患者にみられやすい電解質異常とその病態について教えてください。

 ●Q5:糖尿病急性合併症における輸液療法のポイントを教えてください。

 ●Q6:敗血症における輸液療法のポイントを教えてください。

 ●Q7:高齢者に多い電解質異常,その対応について教えてください。

 ●Q8:小児の下痢症における輸液療法・経口補水液療法について教えてください。

 ●Q9:急性膵炎の急性期の輸液療法のポイントについて教えてください。