【特集】 シンプルにはじめるポリファーマシー対策
【特集】シンプルにはじめるポリファーマシー対策
企画: 溝神 文博(国立長寿医療研究センター薬剤部/長寿医療研修部高齢者薬学教育研修室)
ポリファーマシーは薬物有害事象のリスクを増加させるため、薬剤師による適切な管理・介入が求められています。一方で、異なる医療機関・医師からの処方、さまざまな患者背景や複数の疾患を抱える患者に対して減薬や中止を提案するのは容易ではないと感じている薬剤師も少なくないのではないでしょうか。
本特集では、ポリファーマシーによる薬物有害事象で頻度の高いものに焦点を当て、それらを回避するために現場で実践可能な「シンプルなアプローチ」を紹介します。
【特集】シンプルにはじめるポリファーマシー対策
企画:溝神 文博(国立長寿医療研究センター薬剤部/長寿医療研修部高齢者薬学教育研修室)
■特集にあたって
■総論
●ポリファーマシー対策の現状の課題
■シンプルにはじめるポリファーマシー対策
●PIMsリストの使い方――抗コリン薬のリスクスケール
●服薬簡素化と服薬環境の調整
●高齢者総合機能評価(CGA)とポリファーマシーの薬剤調整
●看護師からみたポリファーマシー対策
■その症状…もしかして薬物有害事象?
●せん妄,不穏
●睡眠障害
●排便障害
●下部尿路症状
●口腔乾燥,摂食・嚥下障害
●転倒・転落
●食思不振
●認知機能障害
■シンプルにはじめるポリファーマシー対策の実践――症例とアプローチ
●急性期病院――せん妄・不穏
●急性期病院――入院時の隠れた食思不振
●慢性期病院――転倒・骨折
●慢性期病院――摂食嚥下障害
●保険薬局――睡眠障害
●診療所――下部尿路症状
●在宅――認知機能低下により服薬管理ができなくなった症例への介入
【取材】
この人に聞く
●心不全外来で再入院を防ぐ──GDMTを支援
【連載】
●のんびりDI談話室[1] *新連載
「患者向けRMP資材」と「じゃない資材」
●5のStepで使いこなす薬物動態学[1] *新連載
臨床薬物動態パラメータをどう解釈し,どう活かす? 前編 血中消失半減期,経口バイオアベイラビリティ
●ガイドラインではわからない患者・家族の大切なもののための 緩和ケア薬の使い方[4]
薬剤の名前を覚えないと起こる9つの不幸
●誰でもデキる臨床研究 リアルワールドデータで学会発表,論文執筆[9]
データの取り扱い方,解析の仕方(記述統計,単変量解析)
●振り返れば国試[19]
乳がんの外来がん薬物療法管理のポイントは?
●領域別薬剤師ケースカンファレンス from KYOTO[15]
医療情報領域 誰一人取り残さない! 医療DXの波を,施設を超えたチームで乗り越える!
●添付文書からRMP,審査報告書まで 新薬ななめ読み[51]
ザビセフタⓇ配合点滴静注用(アビバクタムナトリウム・セフタジジム水和物)
●ジャーナルクラブの広場
その他
●今月の読者プレゼント
●News Lab.
●学会&研修会カレンダー
●次号予告・編集部より
【特集】 AMR対策のためにどう介入する? “とりあえず広域抗菌薬”の減らし方
企画:前田 真之(昭和大学薬学部臨床薬学講座感染制御薬学部門 准教授)
■薬剤耐性菌の課題・対策を整理しよう
●感染症や薬剤耐性菌が社会・医療に与える影響「疾病負荷」を知る
●薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2023-2027,どこが変わった?
●院内感染対策サーベイランスの見方,活かし方
●AWaRe分類の考え方,活かし方
●抗菌スペクトラムの“広い・狭い”を定量評価するための指標「スペクトラムスコア」とは?
●広域抗菌薬の適正使用を推進するためのストラテジー
●耐性菌を出さないためのPK/PDの活かし方
●病院機能評価における抗菌薬適正使用のポイントは?
■この抗菌薬,ホントに続けてダイジョウブ?
●「とりあえずメロペネム」(とりメロ)を見かけたら
●二次性腹膜炎に対する抗菌薬はいつまで?
●人工関節感染症に対する抗菌薬はいつまで?
●好中球減少状態の患者に対する抗菌薬はいつまで?
●鼻副鼻腔炎に対するマクロライド療法はいつまで?
■おさらいしよう! 耐性菌へのアプローチ
●メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
●ESBL産生菌
●カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)
●薬剤耐性緑膿菌
●Clostridioides difficile腸炎
■中小規模病院において,チーム(ICT,AST)として取り組めること
●中小規模病院におけるAST/ICT活動
【特集】シンプルにはじめるポリファーマシー対策
企画: 溝神 文博(国立長寿医療研究センター薬剤部/長寿医療研修部高齢者薬学教育研修室)
ポリファーマシーは薬物有害事象のリスクを増加させるため、薬剤師による適切な管理・介入が求められています。一方で、異なる医療機関・医師からの処方、さまざまな患者背景や複数の疾患を抱える患者に対して減薬や中止を提案するのは容易ではないと感じている薬剤師も少なくないのではないでしょうか。
本特集では、ポリファーマシーによる薬物有害事象で頻度の高いものに焦点を当て、それらを回避するために現場で実践可能な「シンプルなアプローチ」を紹介します。
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