月刊薬事 2024年5月号(Vol.66 No.7)

【特集】基本とコツを押さえた イマドキの緩和ケア

¥2,365

●特集 基本とコツを押さえた イマドキの緩和ケア

企画: 金子 健(慶應義塾大学病院薬剤部/緩和ケアセンター)

この15年あまりで、緩和医療を取り巻く環境は大きく変化しました。いま、緩和ケアは終末期だけでなく、がんと診断されてからがん治療と並行して行うことが求められています。たとえ闘病生活中でも、がん患者とその家族が少しでも苦痛のない時間を過ごせるように、薬剤師もチームの一員としてサポートする必要があります。
本特集では、薬剤師なら押さえておきたいオピオイド鎮痛薬のノウハウ、疼痛・嘔吐などの症状緩和の薬物療法に関する最新情報をまとめました。さらに、骨転移痛や難治性疼痛など、アプローチに迷う場面への薬学的介入についてもピックアップ。いまの時代に求められている緩和ケアがわかる1冊です。







発行日
2024年5月
判型
A4変型判
ページ数
188頁
商品コード
93623
次号予告

特集 “何となく”では終わらせない 病棟で出合う疼痛への薬物療法

 

◆企画:牛田 享宏(愛知医科大学病院 疼痛緩和外科・いたみセンター)

 

■総論

 ●患者から「痛い」と訴えがあったなら――痛みが患者に与える影響,疼痛治療の重要性

 ●病棟でよく出合う疼痛への対応

■慢性的な痛みと薬の使い方

 ●慢性頭痛

 ●神経障害性疼痛

 ●腹痛,胃痛

 ●腰痛,肩・膝などの関節痛,首の痛み

■悩ましい場面での痛みと薬の使い方

 ●周術期の疼痛治療

 ●処置時の疼痛治療

 ●認知症患者への疼痛治療

■疾患特有の痛みと薬の使い方

 ●三叉神経痛

 ●膠原病(リウマチ,SLE,脊椎関節炎など)

 ●帯状疱疹

 ●がん性疼痛・骨転移による痛み

■トレンドトピックス

 ●術後疼痛管理チーム加算とその役割

 ●腎障害患者へのNSAIDs,アセトアミノフェンの考え方

 ●薬物乱用頭痛・頭痛外来での支援