月刊薬事 2024年6月号(Vol.66 No.8)

【特集】“何となく”で終わらせない薬剤選択 病棟での疼痛マネジメント

¥2,365

●特集 “何となく”で終わらせない薬剤選択 病棟での疼痛マネジメント

企画: 牛田 享宏(愛知医科大学病院 副院長/疼痛緩和外科・いたみセンター)

痛みは、患者からよくきく訴えの一つですが、原因は多種多様で、強さ・程度には個人差があります。そのため、痛みへの対応には明確な基準がなく、“何となく”ある特定の薬剤選択をしてしまいがちです。
本特集では、“何となく”で鎮痛薬を選ばず、適切な疼痛薬物療法の支援ができることを目指します。病棟でよくあるシチュエーションにおける痛みへの基本的対応、疾患ごとの痛みのメカニズムと治療、それらを踏まえた薬剤選択の考え方など、実践的な疼痛マネジメントを解説します。








発行日
2024年6月
判型
A4変型判
ページ数
168頁
商品コード
93624
次号予告

特集 治療効果を維持するためにどう動く? 第一選択薬がないときの次の一手

 

◆企画:小池 博文(横浜市立大学附属病院薬剤部)

 

■総論

 ●医薬品供給不足に薬剤師はどう動く?

 ●後発医薬品の供給体制と今後の展望

 ●医薬品供給不足が続くなかでのフォーミュラリ策定のメリット・デメリット

 ●大規模災害時に求められる医薬品供給体制

 

■こんなときどうする? 抗菌薬がないときの次の一手

 ●経口ペニシリン系製剤がない場合

 ●経口セフェム系製剤がない場合

 ●注射用アンピシリン・スルバクタムがない場合

 ●注射用第1世代/第2世代セフェム系薬がない場合

 ●注射用バンコマイシンがない場合

 ●注射用アゾール系薬がない場合

 

■こんなときどうする? 抗がん薬・支持療法薬がないときの次の一手

 ●タキサン系製剤がない場合

 ●プラチナ系製剤がない場合

 ●葉酸代謝拮抗薬または救援療法薬がない場合

 ●5-FU製剤がない場合

 ●制吐薬(5-HT3拮抗薬またはNK1受容体拮抗薬)がない場合

 

■こんなときどうする? 救急医療・集中医療での頻用薬がないときの次の一手

 ●静注用鎮静薬(プロポフォールまたはミダゾラム)がない場合

 ●アドレナリンまたはノルアドレナリンがない場合

 ●注射用アセトアミノフェンがない場合

 

■こんなときどうする? 外来診療での頻用薬がないときの次の一手

 ●心不全治療薬(ループ利尿薬)がない場合

 ●免疫抑制薬(シクロスポリンまたはタクロリムス)がない場合

 ●抗リウマチ薬(メトトレキサート)がない場合

 ●経口ステロイド(プレドニゾロン・デキサメタゾン)がない場合

 ●睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬)がない場合