事例から学ぶ逸脱防止
第1章 総論
1 逸脱の定義
2 応急措置、是正措置および予防措置の定義とCAPA
3 逸脱の発生原因
4 逸脱の傾向分析から再発の可視化へ
(1)発生事象での分類
(2)原因での分類
(3)逸脱の傾向分析
(4)再発の可視化
5 逸脱発生時の処理フロー
(1)逸脱内容の確認
(2)逸脱のレベル分け評価
(3)応急措置
(4)効率的な根本原因の調査・特定および製品の措置
(5)CAPAの立案と実施
(6)CAPAの進捗管理またはトラッキング
(7)CAPAの評価
6 逸脱防止の活動
(1)CAPAの有効性評価による品質システム強化
(2)スイスチーズモデルを考慮した逸脱防止
(3)失敗事例から学ぶ
(4)ヒトの心の動きを配慮したCAPAの策定
(5)逸脱防止の観点からのヒューマンエラー
(6)予防措置活動、特に工程のQRM(品質リスクマネジメント)活動について
a)工程分析
b)リスク抽出
c)リスク評価
d)対策の実施
e)リスクレビュー
(7)管理者の責任と組織の活性化
7 再発事例から学ぶ品質マネジメントレビューへの活用
(1)品質マネジメントレビューとは
(2)逸脱分析結果の品質マネジメントレビューへの活用例
(3)再発マトリクスの品質マネジメントレビューへの活用
第2章 逸脱事例
第1節 原薬に関する逸脱事例
I 原薬製造中の停電による反応温度の逸脱
II 原薬中間体移送中のポンプ故障
III 原薬技術移管時における工程検査結果の逸脱
IV 原薬製造中に起きた同時的な記録の作成からの逸脱
第2節 製剤製造工程における逸脱事例
I 造粒機ボタン押し間違い
II 打錠中に黒点発生
III リテスト日を過ぎた賦形剤の使用
IV A錠20mgのロット混合
V 異種錠の混入
第3節 包装工程の逸脱事例
I 印字なし品の出荷
II 錠剤充填包装機フィーダーへの血液の付着
第4節 試験検査工程における逸脱事例
I 製薬用水の菌数逸脱
II 安定性試験用保管庫湿度の逸脱
III サンプル容器汚染によるHPLC異常ピークの出現
IV 監査証跡レポートの未作成
第5節 その他の逸脱事例
I 技術検討不足による打錠収率の逸脱
II 廃棄前校正の未実施
III 安定性試験結果の逸脱
第3章 逸脱に関する法令等での規定
はじめに
1 日本
2 米国
3 欧州
4 ICH
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