10,000例の相談事例とその情報
●妊娠と薬剤の基本的知識から、妊娠中の薬剤使用のポイントまでをわかりやすく解説!
●すべての医療関係者必携の1冊!
妊娠と薬剤の基本的知識から、妊娠中の薬剤使用のポイントまでをわかりやすく解説。薬剤危険度を評価した点数表示(0~5点の6段階)に加え、その評価の根拠となる情報量のレベルも表記したほか、服用前・服用後の具体的な対応例を示し、患者の不安解消や適切な服薬支援に役立ちます。
また、第2版では、精神神経疾患、甲状腺疾患、呼吸器疾患などの疾患と妊娠の相互の影響や、解熱鎮痛薬・抗菌薬など妊婦から相談を受けることの多い薬効群について、医師による疾患管理と薬剤選択の解説を追加。 「妊娠と薬」分野で日本をリードする虎の門病院で集積した相談事例、約10,000件のほか、国内外の催奇形性に関するデータも集積した、すべての医療関係者必携の1冊です。
●総論
Ⅰ.妊娠中・授乳中の薬剤についての基礎知識
Ⅱ.妊娠中に問題となる疾患 ―その影響と薬剤選択
Ⅲ.妊娠と危険な薬剤
Ⅳ.妊娠と薬相談外来の概況
●各論
Ⅰ.中枢神経系用薬
全身麻酔薬/局所麻酔薬/睡眠薬/抗不安薬/抗うつ薬(SSRI、SNRI)/ 抗うつ薬(三環系・その他)/ 抗精神病薬(定型)/抗精神病薬(非定型)/ 抗精神病薬(その他)/抗パーキンソン薬/ 抗てんかん薬/解熱鎮痛薬/鎮痛薬(その他)/ 総合感冒薬/片頭痛治療薬/その他
Ⅱ.末梢神経系用薬
筋緊張改善薬
Ⅲ.眼科・耳鼻科系用薬
緑内障治療薬/鎮暈薬
Ⅳ.循環器系用薬
血圧降下薬/低血圧治療薬
Ⅴ.呼吸器系用薬
気管支拡張薬/吸入ステロイド薬 鎮咳薬/去痰薬/消炎酵素薬
Ⅵ.消化器系用薬
消化性潰瘍用薬(プロトンポンプ阻害薬)/ 消化性潰瘍用薬(H2受容体拮抗薬)/ 消化性潰瘍用薬(その他)/ 制吐薬/消化器症状改善薬(抗コリン薬)/ 消化器症状改善薬(その他)/止しゃ薬、整腸薬/ 緩下薬/利胆薬/炎症性腸疾患治療薬/痔疾用薬
Ⅶ.内分泌疾患用薬
抗甲状腺薬/甲状腺ホルモン/副腎皮質ホルモン/ 高プロラクチン血症治療薬/卵胞・黄体ホルモン/ 排卵誘発薬
Ⅷ.泌尿生殖器系用薬
抗真菌薬/頻尿治療薬
Ⅸ.外皮用薬
外皮用薬
Ⅹ.ビタミン剤
ビタミンA/ビタミンD/ビタミンE
XI.血液用薬
止血薬
XII.アレルギー用薬
抗ヒスタミン薬/アレルギー疾患治療薬
XIII.抗菌薬
ペニシリン系抗生物質/セフェム系抗生物質/ ペネム系抗生物質/カルバペネム系抗生物質/ ホスホマイシン系抗生物質/テトラサイクリン系抗生物質/ マクロライド系抗生物質/アミノグリコシド系抗生物質/ リンコマイシン系抗生物質/キノロン系合成抗菌薬/ ニューキノロン系合成抗菌薬/抗結核薬
XIV.抗真菌薬
抗真菌薬
XV.抗ウイルス薬
抗ウイルス薬
XVI.ワクチン
ワクチン
●和名索引
●欧名索引
妊娠中の投薬に関しては,安全性は確立されていないと添付文書に記載されている薬剤が多く,問い合わせに対する的確な調査・回答に苦慮するところである。この度,待望の書籍である「妊娠と薬 第2版」が出版された。ページ数も大幅に増え,どっしりとした貫禄を感じさせる書籍となっている。初版から18年ぶり,相談事例は10,000例を越え,その転帰に関する情報も盛り込まれている。各論の薬剤に関する情報は初版の128剤から273剤へと大幅に増え,内容も非常に充実している。とくに薬剤の危険度評価の根拠となる情報の質と量が4段階で示されており,臨床現場での判断や患者への説明の際にもその根拠が分かりやすいものとなっている。
総論も一段と充実し,妊娠と薬に関して必要な知識や技能がほとんどすべて網羅され,分かりやすくまとめられて整理されている。「妊娠中・授乳中の薬剤についての基礎知識」においては,妊娠に関する基礎知識や妊娠時期と薬剤の胎児への影響などがより詳細にまとめられ,妊娠中の薬剤服用や投薬における留意点に関しては,妊娠中の薬物動態の変化や薬剤・投与経路の選択など新しい項目も加えられ,分かりやすい見出しでまとめられている。「妊娠中に問題となる疾患」という章が今回新たに加えられ,実際に問題となる疾患の領域ごとに,妊娠と疾患が相互に与える影響と薬剤選択に関して示されており非常に有用である。また,「妊娠と危険な薬剤」においては,実際のカウンセリングに役立つようにリスクコミュニケーションスキルが重要なポイントごとに示されている。
すべての薬剤師はもちろん,医師,看護師,大学教員にもぜひ推薦したい書籍である。
(九州大学病院薬剤部教授・薬剤部長 大石了三)
●妊娠と薬剤の基本的知識から、妊娠中の薬剤使用のポイントまでをわかりやすく解説!
●すべての医療関係者必携の1冊!
妊娠と薬剤の基本的知識から、妊娠中の薬剤使用のポイントまでをわかりやすく解説。薬剤危険度を評価した点数表示(0~5点の6段階)に加え、その評価の根拠となる情報量のレベルも表記したほか、服用前・服用後の具体的な対応例を示し、患者の不安解消や適切な服薬支援に役立ちます。
また、第2版では、精神神経疾患、甲状腺疾患、呼吸器疾患などの疾患と妊娠の相互の影響や、解熱鎮痛薬・抗菌薬など妊婦から相談を受けることの多い薬効群について、医師による疾患管理と薬剤選択の解説を追加。 「妊娠と薬」分野で日本をリードする虎の門病院で集積した相談事例、約10,000件のほか、国内外の催奇形性に関するデータも集積した、すべての医療関係者必携の1冊です。
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