知らないと絶対損する

薬剤師のためのお金の強化書

¥3,850

●直観的でわかりやすい!薬剤師のお金の「知る」「貯める」「稼ぐ」「増やす」「使う」を全167SECTIONで解説
●誰も教えてくれなかったお金のコト。「薬マネ」なら知識ゼロからでもわかるようになります!
 

本書「薬マネ」は、薬剤師とお金にまつわる内容を「知る」「貯める」「稼ぐ」「増やす」「使う・ライフイベント」の5つにカテゴライズし、全12CHAPTER/167SECTIONでイラストや漫画を交えながら解説した、知識ゼロからでも理解できる「薬剤師が最初に読みたいお金の本」です。
各SECTIONを原則1ページか見開き2ページで完結させた直観的でわかりやすい紙面構成で、これまで学校では教えてくれなかった薬剤師に必要なお金の知識・ライフイベントを網羅し、実際にさまざまな働き方や生き方をしている薬剤師のコラムも充実。金融リテラシーをいち早く身につけ、今後のキャリア・ライフプランの設計、資産形成に役立つ1冊です。

 

お知らせ

2024年8月15日 プロモーションビデオを公開

2024年9月13日 購入者特典のご案内

編著
木元 貴祥、Key、よーてん/編著
くすり子/イラスト
発行日
2024年9月
判型
A5判
ページ数
368頁
商品コード
56099
ISBN
9784840756099
カテゴリ
目次

CHAPTER 1 薬剤師の稼ぐ力を知ろう

CHAPTER 2 お金のキホン

CHAPTER 3 減らす

CHAPTER 4 備える

CHAPTER 5 借りる・返す

CHAPTER 6 貯める

CHAPTER 7 稼ぐ1(本業,独立・起業)

CHAPTER 8 稼ぐ2(副業)

CHAPTER 9 増やす

CHAPTER 10 金融トラブル

CHAPTER 11 使う

CHAPTER 12 ライフイベントとお金の話

Column

・診療報酬と診療報酬改定は薬剤師の収入に関係する

・認定・専門薬剤師とお金の話アレコレ

・実はお金よりも大事に思うこと 1幸福度

・薬学生と就職活動

・実はお金よりも大事に思うこと 2人間関係

・実はお金よりも大事に思うこと 3健康

・その副業は雑所得? 事業所得? 事業性の考え方

・薬剤師の所属学会数や学術総会に関するお金の話アレコレ

・副業における経費の考え方

・仮想通貨はハイリスク・ハイリターン

・薬剤師はFIREできるのか!? FIREよりFIROを目指すべき理由

・最期にみる夢

薬剤師十人十色

・おしぼり社長

・メジェド

・pmさっとん@SYP

・タイガー薬剤師

・モカ

・書きちらし

・薬剤師ロクガツ

・児島悠史

・きたくん@漢方のオンラインスクール

・ぺんぎん薬剤師

・はっしー 番外編 看護師に聞いてみた

・加納裕介(加納ポッシー塾長)

・薬剤師Noriko×医療通訳×クリエイター

・ヒューズ

・ぐちょぽい@感染症眼科医 番外編 医師に聞いてみた

・吉田大貴

・くくたる

・ティカ

・わたなべさん

・なりー

書評

青島 周一 先生(NPO法人アヘッドマップ 共同代表/令和6年度中小企業診断習得者/薬剤師)

 

2024年7月,日本銀行は短期金利(無担保コール翌日物金利)の利上げを決定した。長らく金融緩和を続けてきた日本経済にとって,2024年は「金利のある世界」へ回帰した歴史的な年である。私たちは,長く続いたデフレ社会から,インフレ社会へと転換する変動の只中にいる。

インフレ社会への転換においては,賃金や物価の上昇だけでなく,預金金利やローン金利の変動,為替や資産価格の変化など,経済構造全体に大きな影響が及ぶ。このような変化のある社会を生きるうえで,金融リテラシーはよりいっそう,その重要性を増している。

一方で,薬剤師をはじめとした医療系学部においては,金融や経済を学べる機会は限られている。それゆえ,薬剤師が金融リテラシーを高めることは,必ずしも容易ではない。むろん,薬剤師にとって,薬学の専門知識は極めて重要である。しかしながら,患者に対してより質の高い医療を提供するためには,医療を提供する薬剤師自身の経済的な余裕が確保されていなければならない。

本書は,薬剤師が習得すべき金融リテラシーを体系的かつ効率的に学べるように構成された「マネーの強化書」である。薬剤師の賃金動向から,日常生活と密接にかかわる税金,ローン,保険などの基本的な知識,さらには副業や投資に関する実践的なノウハウまで網羅されている。金利ある世界で生きる薬剤師にとって,必読の書であることは間違いない。

 

 

大田 和季 先生(社会医療法人孝仁会 札幌第一病院薬剤科)

 

このビッグウェーブに乗るしかないと新NISAを始めてみたはいいものの,一寸先の闇にぷるぷると震える毎日。将来のお金のことに漠然とした不安はあるものの,制度とか難しそうだし日々の業務で忙しいしで勉強はずるずると後回し。ああ,これさえ読めば大丈夫,そんな本があればなあ。そんなへっぽこな私のような思いを抱く薬剤師は少なくないのではないだろうか。

本書は「知識ゼロからでも理解できる薬剤師が最初に読みたいお金の本」として企画されたとのことで,私のような薬剤師が最初に読むにはうってつけの一冊である。なぜなら本書はFP資格を有する薬剤師と医療業界に詳しい税理士,現役薬剤師イラストレーターという最強の布陣で執筆されており,実際に薬剤師に対して行ったアンケート調査の結果ももとにしたうえで,薬剤師のライフイベントとそれに伴い必要なお金の知識が網羅されているからである。各種税制の仕組みだけではなく,節税や投資の方法,はたまた副業まで多岐にわたる解説が満載されており読み応え抜群。さまざまな医療従事者が書いたお金にまつわるコラムも多数掲載されている。

そしてなにより制度を解説した本というとお堅い本が多くを占めるイメージがあるが,本書はなんといってもイラストや漫画が効果的に活用されており,とにかく読みやすいのが特徴である。加えて見開きでトピックが完結するように作られていることもあり,知りたい情報を効率良く学ぶことができる。

本書はお金のことを知るファーストステップであるとのこと。まさに第一歩としてはこれさえ読めば大丈夫と断言できよう。ぜひ秋の夜長に本書を読んでお金について学び,豊かな人生を目指す足がかりとしてはいかがだろうか。