プライマリ・ケア医のための

内科治療薬使い分けマニュアル

¥5,500

●臨床経験豊かなエキスパートが、日常診療でよく診る疾患に対して、
  知っておきたい知識、治療、汎用薬をシンプルにまとめました!

●第一選択薬は? 類似薬との使い分けは? 患者の病態にあわせた調整は? 
  …薬を使いこなすヒントがあります!

●幅広い領域で、かつコモンディジーズ(common disease)を網羅し、
  あらゆるシチュエーションで役立ちます。

●箇条書きで簡潔にまとめているので、スタンダードな治療方法・汎用薬の特徴などを短い時間で検索可能。
 
患者の高齢化などを背景に、診療所やクリニックなどにおけるかかりつけ医の役割は、ますます大きな注目を集めています。かかりつけ医、つまりプライマリ・ケアに携わる医師(家庭医、総合診療医)は、外来でさまざまな疾患を限られた時間で診療しなければならず、数ある治療薬の選択や治療後のフォローは決して容易なものではありません。
本書は、臨床経験豊かなエキスパートが、日常診療でよく診る疾患に関するスタンダードな治療方法・汎用薬の特徴などを箇条書きでシンプルにまとめ、「治療薬をどう選び、どう使うか」を短時間で検索できる書籍です。
総論(第1章~第3章)では、外来診療の心得から最適な薬物処方の考え方、診療力アップの知識とワザなど、すべての医師が押さえておきたいポイントをまとめました。また、各論(第4章、第5章)では一般的な内科外来で診ることの多い全身の症候・主要疾患における薬物治療戦略や各薬物の特徴、類似薬の使い分けをまとめています。
幅広い領域で、かつコモンディジーズ(common disease)を網羅し、あらゆるシチュエーションで役立つので、ジェネラリストをめざす医師、研修医や在宅医、病院勤務の総合診療医など、プライマリ・ケアに携わる全ての医師必携の一冊です。

 

訂正情報

編著
藤村 昭夫/編
発行日
2018年6月
判型
A5判
ページ数
544頁
商品コード
50684
ISBN
9784840750684
カテゴリ
目次

総 論

第1章 最適な処方までのステップ

1-01 地域医療における外来診療の心得

1-02 高齢患者に対する処方の考え方

1-03 腎機能に応じた処方の考え方

1-04 薬物相互作用の回避

1-05 妊婦における催奇形性、授乳婦における乳汁移行性の考え方

 

第2章 処方後のフォローアップ

2-01 治療効果のモニタリング

2-02 有害反応のモニタリング

2-03 治療内容の見直し

2-04 高齢者の服薬管理のコツ

2-05 ポリファーマシー見直しのコツ

 

第3章 診療力アップのためのワザと知識

3-01 地域連携・在宅医療の進め方

3-02 薬局・薬剤師とのつきあい方

3-03 ジェネリック医薬品の賢い選び方・使い方

3-04 漢方薬の賢い選び方・使い方

 

各 論

第4章 外来でよく遭遇する症状と薬の使い分け

4-01 発熱・感冒

4-02 咳

4-03 便秘

4-04 下痢

4-05 しびれ・めまい

 

第5章 Common diseaseの治療戦略と薬の使い分け

【循環器疾患】

5-01 高血圧

5-02 不整脈(心房細動)

5-03 心不全

5-04 狭心症・心筋梗塞

 

【消化器疾患】

5-05 消化性潰瘍

 

【呼吸器疾患】

5-06 気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患

 

【内分泌・代謝疾患】

5-07 糖尿病

5-08 脂質異常症

5-09 痛風・高尿酸血症

5-10 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

5-11 甲状腺機能低下症(橋本病)

 

【感染症】

5-12 細菌感染症

5-13 インフルエンザ

5-14 単純疱疹、帯状疱疹

 

【骨・関節疾患】

5-15 骨粗鬆症

 

【血液疾患】

5-16 貧血

 

【腎・泌尿器疾患】

5-17 慢性腎臓病(CKD)

5-18 過活動膀胱、前立腺肥大症、腹圧性尿失禁

 

【精神・神経疾患】

5-19 不眠症

5-20 認知症

5-21 頭痛

 

【皮膚疾患】

5-22 アトピー性皮膚炎

5-23 蕁麻疹

 

索引