調剤と情報 2024年9月号(Vol.30 No.12)

調剤と情報 2024年9月号(Vol.30 No.12)

【特集】 在宅とセルフメディケーションに活かすために知っておきたい ビタミンと疾患の関連

¥1,870

特集 在宅とセルフメディケーションに活かすために知っておきたい ビタミンと疾患の関連

 

健康相談や服薬指導をする際に、ビタミンをはじめとした栄養素と疾患や薬との関係に関する知識が必要な場面があります。しかしながら大学で学んで以来、情報をアップデートする機会も少ないのが現状です。例えばわが国において、くる病が増加傾向にあるなどこれまでのイメージとは異なってきています。また、抗てんかん薬長期服用患者による葉酸欠乏や、PPI長期服用患者におけるビタミンB12欠乏など、服薬フォローの観点からもビタミンに関する知識を整理しておきたいところです。

本特集では、世界で行われた研究の情報を含め、現在わかっているビタミンと疾患の関係について解説するとともに、服薬フォローやセルフメディケーション、生活習慣病予防に向けた健康指導などを行ううえで必要な知識や考え方について解説します。



編著
日本薬剤師会/監修 じほう/編
発行日
2024年9月
判型
A4変型判
ページ数
132頁
商品コード
94396
次号予告

●特集 隠れ糖尿病・糖尿病予備軍の生活指導のコツ

・薬局が隠れ糖尿病・糖尿病予備軍と向き合う意義(総論)

・早期発見と受診勧奨の要点

・食事療法

・運動療法

・禁酒

・禁煙

・口腔ケア

・フットケア


■Pick Up

・スティグマ

糖尿病は近年増加傾向にあり、40歳以上の4人に1人は糖尿病が疑われるとされています。その一方で、糖尿病は無症状であり、健康診断などではじめて指摘されるというケースも少なくありません。さまざまな合併症を防ぐためには、早期発見と血糖コントロールが重要であり、そのなかでも薬剤師には服薬指導に加え、受診勧奨や生活面でのサポートなど、さまざまな役割が期待されています。しかしながら、糖尿病は無症状なため、患者は予防や治療の意義や効果を見出せず、コントロール不良に陥ってしまうことも少なくありません。


本特集では、隠れ糖尿病患者の行動変容を引き出し、糖尿病を早期発見、予防する生活指導のコツと受診勧奨のポイントを解説します。