製造工程別 GMPリスク分析・評価事例集 第2版

¥9,350

●ICH Q9(R1)の要点を端的に解説!
●製造工程別に“品質リスク”を列挙した現場視点での事例集!


昨今はリスクベースによるGMP運用の必要性が指摘され、また品質リスクマネジメントのガイドラインであるICH Q9が改正されて新たにQ9(R1)として発出された現在は、自社の製造工程をより深く理解し、その中に潜むリスクを的確に管理することがキーポイントになっています。
では、リスクとは何か?
本書では“各製造工程別”に現場で起こり得るリスクを列挙するとともに、FDA査察において“リスク分析・評価の不備”に起因して発出された警告書を紹介。事例に基づいた解説で、より現場に近い視点での情報をお届けします。

編著
古澤 久仁彦/著
発行日
2024年3月
判型
B5判
ページ数
208頁
商品コード
55795
ISBN
9784840755795
カテゴリ
目次

1章 リスク分析・評価の基本

 1 ICH Q9(R1)の要点とリスクマネジメントの概要

 2 ICH 品質ガイドラインでの規定

 3 リスクとは何か?

 4 リスク管理の実践的手法

 5 リスク管理の重要システム―逸脱管理と変更管理―

 6 リスク低減策

 7 危機管理とリスクマネジメント?過去の例

 

2章 PIC/S GMP ANNEX20 を踏まえたリスク管理項目

 1 具体的な管理項目

 

3章 リスク分析・評価の実践

 1 新薬開発段階のリスク分析・評価

 2 後発医薬品開発のリスク分析・評価

 3 製剤開発におけるリスク分析・評価

 

4章 FDA のWarning Letterに学ぶ“査察官が考えるリスク”

 1 頻出Warning Letter

 2 交叉汚染・異物混入

 3 機器の保守点検

 4 変更管理

 5 バリデーション

 6 品質管理

 7 未許可の化学物質の混入

 8 逸脱管理手順の不備(OOS の原因調査不足)

 9 未承認医薬品のOnline販売

 

5章 製造工程別 品質リスク事例集

 1 秤 量

 2 篩 過

 3 混 合

 4 造 粒

 5 打 錠

 6 コーティング

 7 外観検査(固形剤)

 8 乾 燥

 9 溶 解

 10 ろ 過

 11 充填(液剤)

 12 密封(ガスケット・ゴム栓装着)

 13 アンプル封印

 14 滅 菌

 15 容器の滅菌

 16 非耐熱容器の滅菌

 17 不溶性異物検査

 18 不溶性微粒子検査

 19 凍結乾燥

 20 充填(錠剤)

 21 包 装

 22 コンプライアンス

 

6章 商業規模での生産時のリスク分析・評価・優先順位付けの例

 1 リスクの算出例

 

7章 リスク分析・評価・CAPA 策定事例集

 1 QC 試験室での高活性薬物の秤量希釈

 2 ブリスター包装の設計

 3 フィルムコート機からの取り出し

 4 更衣室エアシャワー

 5 高活性原薬の秤量

 

索引