一発解決 パニック値(像)と遭遇したときの対処法
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●臨床検査技師必携
●AI時代を勝ち抜くための秘策 生理検査全領域をカバー
パニック値(像)とは「生命が危ぶまれるほど危険な状態を示す異常値で、直ちに治療を開始すれば救命しうるが、その診断は臨床的な診断だけでは困難で検査によってのみ可能である」を示すものとされる。心電図や超音波検査をはじめとする生理検査は検査場所を選ぶことなく、診察室や病棟で一般的に行われるようになってきており、採血業務や手術中モニタリングなども臨床検査技師が行う場面が増え、検査中の緊急の処置を要する症例と遭遇する機会も増えてきている。そのため、生理検査を通じて臨床検査技師は情報を収集し、結果の解析と評価を行うとともに、検査時の急変の対応についても学ぶ必要がある。また、チーム医療と他職種連携が進む中で、臨床検査技師が病棟採血業務、訪床による検査説明等を行う時代がきている。以前より、検体検査ではパニック値として、診療側に報告するシステムが定着しているが、生理検査領域では、目前の患者から直接得られた検査所見にもかかわらず、異常所見をパニック値としてまとめられた文書はない。本書は、波形解析系および画像診断系において、直ちに治療が必要とされる生理検査の異常所見のパニック値(像)をまとめており、パニック値(像)と遭遇したときの対処法を実際の波形や画像を多用しながら解説した臨床検査技師必携の書。