抗菌薬サークル図データブック 第3版

¥2,860

●抗菌薬の個性、ひと目でわかります
●さらに見やすく、わかりやすくなった待望の改訂版!

病原微生物の抗菌薬への耐性化がたびたび話題になる昨今、感染症診療において、「どの抗菌薬がどの細菌に対して効力を示すか」を知ることは大切なことです。本書は、最新の文献をもとに、各種細菌に対する抗菌薬のMIC90値をひと目でわかるように示した「サークル図」をまとめたものです。各抗菌薬のページでは、サークル図だけでなく薬剤の特性やガイドラインの推奨情報、添付文書情報、腎機能低下患者への投与量など役立つ情報が満載。読者の要望に応え、総論での耐性菌についての解説も充実させました。白衣のポケットに入るコンパクトサイズで、臨床現場で抗菌薬使用に従事する方におすすめの一冊です。


【改訂のポイントまたは役立つシーン】
・7年ぶりの改訂で、新たな文献からMIC情報を更新
・見やすさを向上させ、各薬剤の抗菌力、適応菌種、消失部位などがひと目でわかる
・総論も内容を見直し、耐性菌や新薬の解説も充実させました
 

訂正情報

編著
戸塚 恭一/監
浜田 康次、坂野 昌志/編著
発行日
2017年12月
判型
A6横判
ページ数
200頁
商品コード
50004
ISBN
9784840750004
カテゴリ
目次

第1章 総 説

1 抗菌薬サークル図の特徴

2 抗菌薬サークル図データブックの見方・使い方

3 細菌の構造と分類

4 臨床で問題となっている多剤耐性菌

5 感染症の原因菌の変遷と抗菌薬開発の経緯

6 主な細菌について

7 感染部位別にみた主な原因菌

8 抗菌薬の系統別特徴

9 抗菌薬耐性対策サーベイランス

10 総説の参考文献

 

第2章 抗菌薬サークル図

Ⅰ 経口ペニシリン系薬

 アモキシシリン(サワシリン)

 クラブラン酸/アモキシシリン(オーグメンチン)

 クラブラン酸/アモキシシリン(クラバモックス)

Ⅱ 注射用ペニシリン系薬

 アンピシリン(ビクシリン)

 ピペラシリン(ペントシリン)

 スルバクタム/アンピシリン(ユナシン―S)

 タゾバクタム/ピペラシリン(ゾシン)

Ⅲ 経口セフェム系薬

 ①第1世代セフェム系薬

  セファクロル(ケフラール)

 ②第3世代セフェム系薬

  セフジニル(セフゾン)

  セフテラム・ピボキシル(トミロン)

  セフポドキシム・プロキセチル(バナン)

  セフチブテン(セフテム)

 ③新第3世代セフェム系薬

  セフカペン・ピボキシル(フロモックス)

  セフジトレン・ピボキシル(メイアクトMS)

Ⅳ 注射用セフェム系薬

 ①第1世代セフェム系薬

  セファゾリン(セファメジンα)

 ②第2世代セフェム系薬

  セフォチアム(パンスポリン)

  セフメタゾール(セフメタゾン)

  フロモキセフ(フルマリン)

 ③第3世代セフェム系薬

 ・抗緑膿菌活性をもたないグループ

  セフトリアキソン(ロセフィン)

  ラタモキセフ(シオマリン)

 ・抗緑膿菌活性をもつグループ

  セフタジジム(モダシン)

  スルバクタム/セフォペラゾン(スルペラゾン)

 ④第4世代セフェム系薬

  セフピロム(硫酸セフピロム静注用)

  セフェピム(マキシピーム)

  セフォゾプラン(ファーストシン)

Ⅴ カルバペネム系薬

 イミペネム/シラスタチン(チエナム)

 パニペネム/ベタミプロン(カルベニン)

 メロペネム(メロペン)

 ビアペネム(オメガシン)

 ドリペネム(フィニバックス)

 テビペネム・ピボキシル(オラペネム)

Ⅵ ペネム系薬

 ファロペネム(ファロム)

Ⅶ マクロライド系薬

 クラリスロマイシン(クラリス)

 アジスロマイシン(ジスロマック)

Ⅷ キノロン系薬

 モキシフロキサシン(アベロックス)

 トスフロキサシン(オゼックス)

 シプロフロキサシン・経口薬(シプロキサン)

 レボフロキサシン(クラビット)

 ガレノキサシン(ジェニナック)

 シタフロキサシン(グレースビット)

 シプロフロキサシン・注射薬(シプロキサン)

 パズフロキサシン(パシル)

Ⅸ グリコペプチド系薬

 バンコマイシン(塩酸バンコマイシン)

 テイコプラニン(タゴシッド)

Ⅹ オキサゾリジノン系薬・ストレプトグラミン系薬

 リネゾリド(ザイボックス)

 キヌプリスチン/ダルホプリスチン(シナシッド)

ⅩⅠ 環状リポペプチド系薬

 ダプトマイシン(キュビシン)

ⅩⅡ アミノグリコシド系薬

 アルベカシン(ハベカシン)

 トブラマイシン(トブラシン)

 アミカシン(アミカシン硫酸塩注射液「日医工」

ⅩⅢ モノバクタム系薬・ホスホマイシン系薬・テトラサイクリン系薬・グリシルサイクリン系薬・リンコマイシン系薬

 アズトレオナム(アザクタム)

 ホスホマイシン(ホスミシン)

 ミノサイクリン(ミノマイシン)

 チゲサイクリン(タイガシル)

 クリンダマイシン(ダラシンS)


抗菌薬サークル図(薬剤情報)の参考文献

 

付 録

主な菌種の抗菌薬感受性