添付文書がちゃんと読める物理・化学

¥2,750

●添付文書に書かれた数値の意味を知り、臨床で応用できるようになる!

「この薬は生理食塩水で溶かすこと」、「この薬は生理食塩水で溶かさないこと」……。添付文書にはさまざまな注意が記されていますが、なぜ、その注意が必要なのかまでは書かれていないもの。でも、物理や化学の知識で補えば、添付文書に書かれていない「なぜ」が見えてくるようになります。「なぜ」がわかれば応用が利き、個々の患者に応じた工夫も可能になります。この本を読んで、物理・化学で学んだ知識を呼び覚まし、素っ気ない添付文書の中から、その薬のプロフィールを鮮やかに浮かび上がらせましょう。

 

編著
夏苅 英昭/監
高橋 秀依、出口 芳春/著
発行日
2017年3月
判型
A5判
ページ数
200頁
商品コード
49411
ISBN
9784840749411
カテゴリ
目次

序章 薬の働きの“なぜ”が知りたければ物理と化学の基本に立ち返ろう

 序-1 添付文書から薬の輪郭を浮かび上がらせよう

 序-2 「名は体を表わす」のは薬も同じ


1章 薬の効き目を左右するのは物理・化学的な性質なんです

 1-1 なぜ薬には○○塩が多い?そもそも必要なの?

 1-2 オメプラゾールは胃に作用する薬なのになぜ腸溶錠?

 1-3 シスプラチンを生理食塩水で溶かすのはなぜ?

 1-4 生理食塩水で溶かしてはいけない薬があるのはなぜ?

 1-5 なんでこの注射は漏れると痛いんですか?

 1-6 胃内のpHが変わると薬の効き目が変わる?!

 1-7 分配係数ってそんなに大切なの?


2章 薬と体の相互作用も物理・化学で語れるんです

 2-1 薬が効くのに必要なチカラ

 2-2 分けるのにはワケがある

 2-3 コーソを狙え!

 2-4 呼び方いろいろ。でも狙うのはどれも受容体です

 2-5 で、抱合ってなんですか?

 2-6 わざわざ効かないかたちにするワケ