薬剤の母乳移行性情報とその評価
【総論】
総論Ⅰ 母乳育児の意義
総論Ⅱ 母乳の分泌構造
総論Ⅲ 乳児の栄養管理と薬物動態
総論Ⅳ 薬物の母乳への移行と乳児の曝露、乳児への影響
総論Ⅴ 国内外の母乳育児への取り組み
【各論】
精神・神経系
・麻酔薬
・睡眠薬・抗不安薬
・抗てんかん薬
・抗パーキンソン病薬
・抗精神病薬
・抗うつ薬
・片頭痛治療薬
循環器系
・不整脈治療薬
・降圧薬
呼吸器系
・鎮咳薬・去痰薬
・気管支拡張薬
・気管支喘息治療薬
消化器系
・鎮痙薬
・腸疾患治療薬
・消化性潰瘍治療薬
・胃腸機能改善薬
・便秘治療薬
内分泌・代謝系
・脂質異常症治療薬
・甲状腺疾患治療薬
免疫抑制薬
・免疫抑制薬
鎮痛・抗炎症・抗アレルギー薬
・解熱・鎮痛薬 抗炎症薬
・副腎皮質ステロイド
・抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬
病原微生物に対する医薬品
・抗菌薬
・抗結核薬
・抗真菌薬
・抗ウイルス薬
・抗原虫薬
近年の病院薬剤師に対する理解と期待の高まりは、年々重く大きなものとなり病院は無論のこと、外来や在宅にと多岐にわたってその職能発揮が国民から求められております。
さらに、さまざまな診療科、臓器、治療チームにおける病院薬剤師の高度な専門性が認められ要求されるようになり、より一層の薬物治療における知識・技能を習得すべく研鑽を積む必要があります。
このような環境のなかで本書『授乳婦と薬』は、平成12年初版を発刊以来23年ぶりに第2版を発刊することとなりました。この間、多くの情報と経験が集積され、本書第2版においては最新の情報をもって解析整理した内容がアップデートされており、一段と実臨床に即したものとなっております。
現代社会におきましては、医療技術の革新とともに出産年齢も高齢化しており、多くの授乳婦においても併存疾患を抱え薬物治療を継続しながらの授乳・育児を行うことも多くなっており、本書のもつ意義はさらに重要で大きいものと考えます。
したがって、本書は病院・薬局にかかわらず多くの薬剤師によって患者さんに寄り添う最善で最適の薬物治療が提供できるよう活用していただきたいと思います。
最後となりますが、専門医の立場より分かりやすい総論をご執筆いただきました東都文京病院統括院長・産婦人科顧問 杉本充弘先生、日本赤十字社医療センター 新生児科 部長 中尾厚先生、加えて、薬剤師の立場よりその豊富な経験から示唆のある総論をご執筆いただきました虎の門病院 薬事専門役 林昌洋先生、済生会保健・医療・福祉総合研究所 特別参与 植松和子先生に心より感謝申し上げます。また、コロナ禍にて業務の維持継続も非常に困難ななかで、多くの時間と労務を担って本書作成に尽力いただきました医薬情報部 第5小委員会 委員長 刈込博先生と同小委員会および妊婦・授乳婦専門薬剤師養成小委員会諸氏、そして長期にわたりこの困難な出版事業を取りまとめていただきました(株)じほうのご協力に深く感謝いたします。
一般社団法人 東京都病院薬剤師会
会長 後藤 一美
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