睡眠薬の適正使用・休薬ガイドライン

¥2,750

ストレス社会と相まって、睡眠薬の処方量は近年、漸増傾向にあります。抗うつ薬や抗精神病薬など、そのほかの抗精神病薬では単剤化が進んでいるものの、漸増傾向は睡眠薬に特徴的です。
 

このような背景から生まれた本書は、睡眠薬や不眠について患者が抱える不安に応える書籍として、“医師・薬剤師必携”です。

訂正情報

編著
三島 和夫(睡眠薬の適正使用及び減量・中止のための診療ガイドラインに関する研究班)/編
発行日
2014年3月
判型
B6変型判
ページ数
220頁
商品コード
45628
ISBN
97848407425628
カテゴリ
目次

はじめに

Ⅰ 概論

 1.睡眠のメカニズム

  (1)睡眠・覚醒の脳内神経メカニズム


 2. 睡眠と生理機能リズムとの関わり


 3. 日本人の睡眠習慣


 4. 交代勤務者の睡眠


 5.子供の睡眠問題


 6.不眠と気分障害


 7.睡眠と生活習慣病


Ⅱ 診断

 1. 不眠の疫学


 2. 不眠症の診断基準


 3. 不眠症の鑑別診断

  (1)うつ病による不眠

  (2)睡眠時無呼吸症候群

  (3)レストレスレッグス症候群および周期性四肢運動障害

  (4)過眠症

  (5)睡眠時随伴症

  (6)概日リズム睡眠障害(睡眠・覚醒リズム障害)

  (7)不眠症

   ①適応障害性不眠症

   ②身体疾患及び治療薬による不眠

   ③不適切な睡眠衛生による不眠症

   ④逆説性不眠症

   ⑤原発性不眠症


Ⅲ 治療

 1. 不眠治療の基本的な考え方


 2. 不眠症の薬物療法の現状(初期治療)


 3. 不眠症の薬物療法の現状(亜急性期~慢性期治療)

 

 4. 不眠症の治療アルゴリズム

  (1)症状把握

  (2)治療の要否判定

  (3)睡眠衛生指導

  (4)リスク評価

  (5)薬物療法

  (6)認知行動療法

  (7)不眠の再評価

  (8)維持療法

  (9)休薬トライアル


Ⅳ 睡眠薬の適正な使用と休薬のためのQ&A

 1. 不眠医療で遭遇するクリニカルクエスチョン


 2. コンセンサス形成


 3. エビデンスの抽出方法


 4.用語


 5.クリニカルクエスチョン(40問)



参考資料

 評価尺度、睡眠薬リスト ほか