YMRSを使いこなす

改訂版 ヤング躁病評価尺度日本語版(YMRS-J)による躁病の臨床評価

¥1,980

●躁病エピソードを的確に診断し、適切な治療へと結びつけるためにぜひご活用いただきたい1冊!

双極性気分障害の患者は、「躁病エピソード」の時期には病気の症状という認識がないため医療機関を受診せず、「うつ病エピソード」の時期になって初めて受診するため診断が難しく、適切な診断を下すには、患者が語らない病気の症状を的確に聞き取ることが求められます。そこで本書では、躁病エピソードの重症度を評価するための尺度として、世界中で広く利用されているYMRS(Young Mania Rating Scale)の技法を解説。また、躁病の臨床症状やYMRS以外の評価尺度も掲載し、臨床評価に必要な情報を網羅しました。
今版では、重症度評価が的確に行えるよう内容を充実。各項目の解説を充実させたほか、躁病エピソードを有する患者を対象とした臨床研究において、効率よく対象患者を見つけ出すための診断とスクリーニングに役立つ質問票MEDSCIを自己記入式評価尺度に追加するなど、臨床での有用性を増しました。

編著
稲田俊也/編
稲田俊也、稲垣中、岩本邦弘、中谷真樹、堀宏治、樋口輝彦/著
発行日
2012年6月
判型
B5判
ページ数
71頁
商品コード
43426
ISBN
9784840743426
カテゴリ
目次

第1章 躁病エピソードの臨床症状と気分障害の中での位置づけ

 1.躁病エピソードにおける臨床症状

 2.躁病エピソードの認められる疾患

第2章 ヤング躁病評価尺度日本語版の開発

 1.ヤング躁病評価尺度(YMRS)の概要

 2.日本語版開発の経緯

 3.YMRS日本語版面接ガイド

第3章 その他の代表的な躁病エピソードに関する評価尺度や面接基準

 1.自己記入式評価尺度

 2.面接基準

 3.YMRS以外の観察者による評価尺度