ファーマコビジランス

論評、そして進展

¥18,150

●ファーマコビジランスの第一線で活躍する著者陣が考える、現状、課題、その解決法。「患者の健康を守る」という最終目標を達成するために、ファーマコビジランスを考える1冊。

本書はI. Ralph Edwards、Marie Lindquist編「Pharmacovigilance Critique and Ways Forward」の邦訳本で、著者陣が独自の視点で、ファーマコビジランスの現状、課題、その解決法について提案した1冊です。ファーマコビジランスは、医療提供において不可欠な要素となるべきものであり、そのためには医薬品が「恩恵(benefit)>危害(harm)」かどうかを決定する方法、患者へのアプローチ方法、データ評価手法など多岐にわたる内容を理解する必要があります。その内容について詳細に解説した本書は、医薬品の安全管理業務の教育者、管理者、担当者にとって必読書です。
 

編著
野村 香織/監訳
ファーマコビジランス&リスクマネジメント研究会/編
発行日
2018年10月
判型
B5判
ページ数
280頁
商品コード
51193
ISBN
9784840751193
カテゴリ
目次

第0章 監視はどこへ向かうのか?


第1章 大学におけるファーマコビジランス教育


第2章 規制において失われたもの


第3章 ファーマコビジランスの未来

 未来を可能な限り素晴らしいものとする方法

 副作用の表現型を「明確」にする


第4章 ファーマコビジランスの将来に関するその他のアイデア


第5章 現在および将来における安全性のベスト・プラクティス


第6章 EMAによる医学文献モニタリングサービスにメリットはあるか?


第7章 医薬品安全性データベースと臨床データベースとの統一化


第8章 舞台裏:ファーマコビジランスの実践と判断に影響を及ぼす‘沈黙の因子’


第9章 ファーマコビジランスにおける文化とコミュニケーションを一新する


第10章 医薬品安全性の未来のために必要なファーマコビジランスの指標


第11章 今後のファーマコビジランスに対する見解:さらなるWeber効果


第12章 効果的な治療は重要:ファーマコビジランスの活性化


第13章 ファーマコビジランスの範囲を拡大する


第14章 植物薬と伝統薬,現在と未来


第15章 「健康」という概念


第16章 RMPとPSURの相互関係が照会手続きに与える影響


第17章 医薬品安全性をモニタリングするためのその他の情報源:現状と今後の展望


第18章 環境保護の視点のファーマコビジランス