厚生労働省は、医薬品の安定供給や選定療養に向けた取り組みを評価する観点から、服薬指導への加算を増やすと発表した。具体的には、2024年度改定で新設した特定薬剤管理指導加算3のロを現行の5点から10点に引き上げる。薬価の中間年改定の年に行う「期中の診療報酬改定」の位置付けで2025年4月の実施を目指す。
厚生労働省は、医薬品の安定供給や選定療養に向けた取り組みを評価する観点から、服薬指導への加算を増やすと発表した。具体的には、2024年度改定で新設した特定薬剤管理指導加算3のロを現行の5点から10点に引き上げる。薬価の中間年改定の年に行う「期中の診療報酬改定」の位置付けで2025年4月の実施を目指す。
厚生労働省は「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で、現在は「がん」のみとなっている専門医療機関連携薬局の傷病区分について、「HIV」と「小児疾病」の追加を検討する案を示した。構成員からはおおむね賛同を得られた。今後、専門の医療機関や薬剤師など関係者への意見聴取を実施し、検討を進めていく。
調剤過誤を巡る訴訟でスギ薬局と和解した遺族は記者会見で、今回の調剤過誤は薬剤師個人のミスとしつつも、そのミスを招いた根本的な原因は「薬剤師が不足している中で経営拡大を続ける企業・業界にある」と批判。今回の事案は「薬剤師業界全体の問題として受け止めていただきたい」と訴えた。