注意欠如・多動症-ADHD-の診断・治療ガイドライン 第5版

¥5,280

●子どものADHD診療の“現在地”がわかる!6年ぶりの改訂版
 
第4版の刊行後に、臨床では2剤の新薬が登場するなど大きな変革がありました。それらを含むADHD薬物療法や心理社会的治療の臨床経験が蓄積されてきたいま、子どものADHDにおける新たな診断・治療の方向性を明確にすべく、改訂されたのが本書です。第5版では、現在のADHDの臨床と研究の現状に即した現実的な内容にアップデートすることを目指し、実践的な検査法や評価尺度の開発・導入に関わる研究者や、各治療法について深く関与している第一線の臨床家など、多数の執筆陣へのアンケートをもとに新たなガイドラインを作成。豊富な解説がますます充実し、この1冊で子どものADHD診療が丸ごと理解できます。専用ウェブサイトからダウンロード可能な「患者用パンフレット」をはじめとする好評の「資料編」も引き続き収録。医療者や学校・児童福祉機関の職員、ADHD患者の家族など、ADHDに関わるすべての方に手にしていただきたい1冊です。

お知らせ

2022年11月27日 購入者特典のご案内

編著
ADHDの診断・治療指針に関する研究会 齊藤 万比古、飯田 順三/編
発行日
2022年11月
判型
B5判
ページ数
584頁
商品コード
54675
ISBN
9784840754675
カテゴリ
目次

子どもの注意欠如・多動症(ADHD)の診断・治療ガイドライン

第 1 章 ADHDとはどのような疾患か

 1 ADHD 概念の形成史について

 2 子どもの発達とADHD

 3 ADHD の疾病構造

 4 ADHD 特性の脳科学的理解

 5 ADHD とASD の併存をめぐる脳科学的理解

 

第 2 章 ADHDの診断・評価

 1 ADHD の診断・評価法

 2 ADHD の評価に用いる各種評価尺度

 3 医学的・心理学的検査

 4 ADHD の早期発見

 5 鑑別診断

 6 併存症

 7 ADHD をめぐる注目すべき課題

 

第 3 章 ADHDの治療・支援

 1 心理社会的治療

 2 薬物療法

 

第 4 章 子どものADHDの中長期経過および成人期のADHD

 1 ADHDの中長期経過

 2 成人期のADHD

 3 成人期に初めて診断されるADHD

 

第 5 章 第4 版から第5版へのガイドラインの改訂をめぐる検討

 1 第5版ガイドラインへの改訂をめぐる検討―執筆者アンケートを通じてー

 

付録:資料

Ⅰ 診断・評価編

 1 ADHD の診断基準(DSM-5)

 2 ASD の診断基準(DSM-5)

 3 ADHD の診断基準(ICD-10)

 4 子どものADHD臨床面接フォーム

 5 反抗挑戦性評価尺度(ODBI)

 6 行動特徴のチェックリスト

 7 子どもの日常生活チェックリスト(QCD)

Ⅱ 治療・支援編

 1 ADHDとはなんでしょう(親用パンフレット)

 2 ADHDのことをもっと知ろう(子ども用パンフレット)

 3 ADHDの子どもを支え育むために(親用パンフレット)

 4 ADHDの薬物療法について(親用パンフレット)

 5 ADHDの子どもの担任の先生へ(教職員用パンフレット)

索引