疾患からみた臨床薬理学 第3版

¥7,150

本書は、従来の臨床薬理学の教科書のように薬物の作用機序から入るのではなく、目の前の患者に対する、正しい診断に基づく薬剤の選択・使い方、薬効評価など、臨床薬理学の知識をどのように実践に活かすかという点に主眼をおいて解説していきます。
今版では、内容を全面的に見直し、治療薬や診療ガイドラインの情報をアップデートするとともに、腎不全、慢性閉塞性肺疾患、パーキンソン病、各種がん(消化器がん、呼吸器がん、乳がん、子宮がん)などの疾患に対する解説を追加しました。最適な薬物治療に役立つ臨床薬理学の知識を身につける書として、医学・薬学生や薬剤師・研修医のほか、医薬情報担当者の研修資料として皆さまに広く活用していただきたい1 冊です。

編著
大橋京一(大分大学医学部臨床薬理学教授)、
藤村昭夫(自治医科大学医学部臨床薬理学教授)、
渡邉裕司(浜松医科大学臨床薬理内科学教授)/編
発行日
2012年9月
判型
B5判
ページ数
650頁
商品コード
42962
ISBN
9784840742962
カテゴリ
目次

●総 論

1 .臨床薬理学とは

2 .新薬の開発

3 .臨床試験の倫理性と科学性

4 .薬と反応関係(薬力学)

5 .臨床薬物動態学

6 .薬理遺伝学

7 .時間薬理学

8 .薬物投与設計とTDM

9 .薬物間相互作用

10.薬物有害反応

11.EBM とその実践

12. 肝・腎障害時、高齢者に対する薬物投与法

13. 妊婦、授乳婦、小児に対する薬物投与法

14.臓器移植と免疫抑制療法


●各 論

第1章 循環器疾患

 1.狭心症・心筋梗塞

 2.不整脈

 3.心不全

 4.高血圧

第2章 消化器疾患

 1.上部消化管疾患

 2.下部消化管疾患

 3.肝炎

第3章 呼吸器疾患

 気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)

第4章 内分泌・代謝疾患

 1.糖尿病

 2.脂質異常症

 3.高尿酸血症

第5章 感染症

 1.細菌感染症

 2.深在性真菌症

 3.ウイルス感染症

第6章  リウマチ性疾患・骨粗鬆症

 1.リウマチ・膠原病

 2.骨粗鬆症

第7章 泌尿器・腎疾患

 1.下部尿路障害

 2.腎不全(CKD:慢性腎臓病)

第8章 精神神経疾患

 1.統合失調症

 2.気分障害、心身症

 3.てんかん

第9章 中枢神経系疾患

 1.脳血管障害・認知症

 2.パーキンソン病

第10章 血液疾患

 白血病

第11章 悪性腫瘍

 1.がん化学療法の臨床薬理

 2.消化器がん

 3.呼吸器がん

 4.乳がん

 5.子宮がん