愛用者に伺う治療薬ハンドブックの使い方|薬局薬剤師編

治療薬ハンドブック編集部のNです。新年度が始まり、医薬品集の購入をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんなあなたに向け、実際に「治療薬ハンドブック」を使用されている方が、本書のどんな点を気に入ってくださっているのか、インタビューしました! 今回は、薬局薬剤師のT.Yamatoさん(Xアカウント:@teiyamato)にお話を伺いました。

編集部N
日ごろより治療薬ハンドブックをご愛用いただいているとのこと、ありがとうございます! 最初はどんなきっかけでお手に取っていただいたのでしょうか?

T.Yamato
大学を卒業し、働き始めたことをきっかけに購入しました。学生時代は、大学で指定された別の医薬品集を使っていたので、書店に行って初めて「治療薬ハンドブック」を知ったんです。内容を見てみると、薬剤に関するポイントがいろいろと書かれていて、わかりやすいなと思ったことを覚えています。使用感がよく、そのまま10年使い続けています。

編集部N
ありがとうございます! 使われていてのご感想も聞かせていただけますか。

T.Yamato
書籍は紙面が見やすく、使いやすいです。「処方Point」と「薬剤Point」はもちろん、粉砕可否などの情報にも助けられています。「この薬、どこに気をつけたらいいんだっけ?」「どんな薬だっけ……」といったときに知りたい情報が、一通り網羅されています。業務に必要なことを、ぱっと把握できて「これはこんな薬です」と説明できるところが特に気に入っています。

編集部N
薬局薬剤師としてお勤めとのことですが、日常業務ではどのように使用されていますか?

T.Yamato
初めてや久しぶりに投薬する薬について、ポイントを確認するために使っています。加えて、例えば施設の患者さんが使用している薬について、同種同効薬はないか? といったお問い合わせをいただいた際、処方提案の参考に使用しています。「治療薬ハンドブック」のような辞書形式は、同種同効薬を調べるのに向いていると思います。同種同効薬のちょっとした違いが、簡単に確認できて便利です。さらに「治療薬ハンドブック」では、「処方Point」や「薬剤Point」に他薬との比較が書いてあるので、助かっています。

T.Yamato
それと、総説も読んでいます! 治療薬のポイントやガイドラインについてなど、内容が年々充実してきていると感じています。

編集部N
おっしゃる通り、総説の内容も毎年更新しているんです! 治療薬ハンドブックには付録もついているのですが、使用されていますか?

T.Yamato
アプリをよく使っています。手元に書籍がないときに便利です。何年か前に、アプリでも総説が読めるようになりましたよね。書籍に掲載されている情報が一通り見られるのが良いです。

T.Yamato
また、インターネットで薬について調べるときは、同種同効薬の比較ができません。しかし、付録アプリを使えば「総説を見る」と「薬剤を見る」のボタンから、書籍を読んでいるかのように選択肢を見ることができます。「薬剤を見る」を使えば、同種同効薬の比較もできますね。オフラインでも使えるところもポイントです。病院などに伺うと、電波が悪いこともあるので、重宝しています。

編集部N
ありがとうございます! 最後に、T.Yamatoさんの「治療薬ハンドブック」イチオシポイントを教えていただけますか。

T.Yamato
臨床情報欄です! なにより「処方Point」「薬剤Point」が一番のお気に入りです。「観察」や「指導」、妊婦・授乳婦にかかわる情報も掲載されています。この部分が、他の本に比べてすごくわかりやすくて、すごく良いと思って……使い続けています!

編集部N
お褒めいただき、とっても嬉しいです! 本日はありがとうございました!

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